令和5年6月8日近永公民館で開催されたチカナガ夢シンポに上甲俊史当会マネージャーが講師として出席しました。
鬼北町が進めてきた「近永駅周辺賑わい創出プロジェクト」の取組み報告と地域住民によるパネルディスカッションを行うシンポジウムに、講師として招かれ、JR予土線圏域の明日を考える会の取組みとこれからの展望について、去る5月28日、隈研吾さんが本会総合アドバイザー就任の記者会見で語られた予土線の魅力、すばらしさを皆さんにご紹介するとともに、次のように話しました。
「当会は、予土線を守るということを軸としながら、予土線沿線地域を維持するために活動する会であり、予土線は鬼北地域の維持のための一つの象徴で、予土線がなくなることは、地域全体の維持存続にとって最大のキーポイントであると考えている。
地域の少子高齢化への対策は、市町や県単位ではなく、広域で交流人口を増やしていく必要があり、愛媛と高知にまたがる予土線圏域の歴史的なつながりや地域の魅力などを隈研吾さんのお力もお借りして、もっとたくさんの人に知ってもらえるようになればと期待している。
ただ、まちづくり、地域づくりは、行政にお任せする、隈さんにお任せするという姿勢ではなく、私たちが自ら意見を出し合って行政と一緒に活動するという姿勢が必要である。
みんなで地域を維持するために予土線が必要なんだという意識を持って、実際に乗るという行動を起こすことが大事である。」
そして、近永駅の整備については、予土線の中で最大の駅であり、鬼北地域全体の活性化にもつながる大変重要な問題であることから、
〇生活での利用の便利さ
〇駅そのものの観光施設としての価値
の両方を満たす、他の地域のモデルとなるような、今風に言えば、SNS映えする駅、県内だけでなく、県外、さらには海外の人が見に訪れる、町として誇りになるような駅舎になることを強く望んでいると話しました。
シンポジウムでは、まず、鬼北町企画振興課から、
近永駅周辺賑わい創出プロジェクトの経過報告がありました。
その後、上甲俊史当会マネージャーからJR予土線圏域の明日を考える会の
取組みとこれからの展望について説明しました。